翔ぶが如く
- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1975
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今は西郷どんが征韓論!征韓論!とヒートアップしてきたところ。。まだ2巻。
司馬先生の話のとびっぷりに四苦八苦しつつも引き込まれます。司馬先生はあの頃の人たちと
同じ時代を生きてたんだなぁとうっかり勘違いしちゃうぐらいに人物描写が細かくて生々しい。
それにしても、ここでもし日本が韓国を攻める→こてんぱんになり→蝦夷はロシア領という場合
現代の私はロシア語でブログをつづり、日本にはウォッカという素敵な馬がいるのね…Водка! Милый!
などといってたかもしれないですし、父母の血筋が蝦夷で交わることがなかったかもしれませんし
国際結婚だったかもしれないですし、そもそもこの「わたし」という意識は今のいれものじゃなくても
別のいれもので「わたし」としてウォッカ!素敵!と言ってたかもしれませんし、そう思うと自分の意思が介在
しているとはいえ自分がここにいてこの入れ物に入っているというのは本当に不思議なことですね。